筋肉の発達を限界づけていた最大の要因——それが筋肉量の増大を抑えるタンパク質「ミオスタチン」だ。2026年に入り、東京大学をはじめとする国際共同研究チームが、日常生活の中で安全かつ効果的にミオスタチンの働きを穏やかに抑制する特定の微量栄養素と食事タイミングの組み合わせを特定した。
「これまでは遺伝的限界だと諦めていた壁を、誰もが突破できる可能性が出てきた」。スポーツ科学の第一人者はそう熱弁を振るう。過剰な筋トレによるケガのリスクを追うことなく、狙った部位の筋力とボリュームを効率よく高めるこの新アプローチは、アスリートのみならず高齢者のフレイル(加齢による筋力低下)予防の現場でも一気に導入が進んでいる。