富士山は静岡側から見るか、山梨側から見るかによって全く異なる表情を見せます。それぞれの特徴と違いを整理しました。
【山梨県側(甲斐側)の特徴】
かつて「裏富士」とも呼ばれた山梨県側からの景観は、左右対称に広がる見事な円錐形の稜線が最大の特徴です。富士五湖(河口湖・山中湖・本栖湖など)の水面に映る「逆さ富士」や、春の桜、秋の紅葉と組み合わせた絵画のような絶景が広がります。千円札の裏面に描かれている富士山も、本栖湖から望む山梨県側の風景です。
【静岡県側(駿河側)の特徴】
「表富士」と称されてきた静岡県側からの景観は、中腹に大きな「宝永火口(ほうえいかこう)」を抱え、ダイナミックで力強い山容を誇ります。駿河湾の青い海や緑豊かな茶畑越しに仰ぎ見るコントラストは静岡ならではの絶景であり、南向きのため冬場でも雪解けが早いという特徴があります。