政子の生涯は、母としてはあまりにも凄惨な悲劇に満ちていた。頼朝との間に生まれた長男・頼家は第2代将軍に就任したものの、御家人たちの対立の中で幽閉され、弱冠23歳で殺害された。さらに次男の実朝も、頼家の遺児である公暁によって鶴岡八幡宮の雪の日に暗殺されてしまう。
自らの腹から痛めた子供たちを権力闘争の犠牲として見送らざるを得なかった政子の心情は、推し量るに余りある。権力の頂点に立ちながらも、常に身内の血で塗られた悲劇を背負い続けたことこそ、彼女の人生を「凄烈」たらしめている真因と言えるだろう。
政子の生涯は、母としてはあまりにも凄惨な悲劇に満ちていた。頼朝との間に生まれた長男・頼家は第2代将軍に就任したものの、御家人たちの対立の中で幽閉され、弱冠23歳で殺害された。さらに次男の実朝も、頼家の遺児である公暁によって鶴岡八幡宮の雪の日に暗殺されてしまう。
自らの腹から痛めた子供たちを権力闘争の犠牲として見送らざるを得なかった政子の心情は、推し量るに余りある。権力の頂点に立ちながらも、常に身内の血で塗られた悲劇を背負い続けたことこそ、彼女の人生を「凄烈」たらしめている真因と言えるだろう。