この独創的なボタニカル空間を創り上げたのは、造園家でありプラントディレクターとして知られる齋藤太一氏率いる「SOLSO」のクリエイティブチームだ。彼らのアプローチは、既存の「花屋」や「園芸店」のステレオタイプを心地よく打ち破り続けている。
独自のルートで買い付けられた植物たちは、どれも野生のたくましさと造形美を兼ね備えている。彫刻のような樹形を持つオリーブの古木や、幾何学的な葉を展開するオーストラリア原産のネイティブプランツ。これらが武骨なインダストリアル資材やメッシュフェンスと融合し、独特のカルチャー感を醸し出す。ただ見た目を整えるだけでなく、風通しや日照といった植物本来の生態系に配慮されたレイアウトは、都市で生きる植物たちの力強さをありのままに伝えている。