予算の限界に直面した買主の間で急速に定着しつつあるのが、築古の分譲マンションを購入して自分好みの空間に仕立て直す「中古住宅リノベーション」の手法だ。新築の7割程度の予算で都心の好立地を確保できるため、賢い選択肢として認知度を高めている。
分譲マンション選びにおいて重要なのは、専有部の見た目の綺麗さではなく、管理組合の運営実態や大規模修繕工事の履歴である。築20年〜30年を経過した物件であっても、適切なメンテナンスが施されていれば資産価値は十分に保たれる。リノベーションを前提とする場合、解体・補強費用が想定以上にかさむ構造でないかを見極めることが、予算オーバーを防ぐ鉄則だ。