大阪の街を縦横に走るバスネットワークの歴史において、最大の転換点となったのが2018年4月1日の民営化です。これに伴い、80年以上の歴史を誇った大阪市交通局は廃止され、バス事業は全線が大阪シティバス株式会社へ譲渡されました。この大阪市営バスの民営化の経緯には、公営時代に抱えていた累積赤字の解消や、民間ならではの柔軟な経営判断によって市民サービスを向上させる狙いがありました。
民営化後の最大のメリットは、親会社となったOsaka Metroとの強力な連携です。駅前バスターミナルの再整備や案内サインの統一、地下鉄とバスを結ぶ乗継ルートの見直しが順次実施されました。さらに、いまざとライナー(BRT)の実証運行をはじめとする新交通システムの展開など、都市交通の最適化が進められています。