結論から言えば、純粋な1対1の個人トークルームにおいて、ユーザーが能動的に「退出」ボタンを押して部屋を出る機能は存在しない。グループトークとは異なり、一対一の空間は双方が存在する前提で作られているからだ。それにもかかわらず画面に退出の文字が刻まれる背景には、二つの明確な事象が隠されている。一つは「複数人トーク」を個人チャットと勘違いしているケース、そしてもう一つが「アカウント自体の永久削除」である。
相手がLINEのアカウントを完全に削除(退会)した場合、システムはその人物がプラットフォーム上に存在しなくなったことを示す処理を行う。かつては「メンバーがいません」と表示されるケースが主流だったが、アプリの仕様変更やトーク形式の解釈により、「退出しました」と表示される動作が観測されるようになった。これに対して、単なる「ブロック」であれば、トーク画面自体は何の変化も見せない。メッセージを送っても「既読」がつかなくなるだけであり、相手が退出したというシステムメッセージが表示されることは決してないのだ。