ひと口に沖縄と言っても、南北に長い県域の中では地域ごとに雨の表情ががらりと変わる。沖縄本島エリアと、南西に数百キロ離れた宮古島や石垣島などの先島諸島では、梅雨前線がかかるタイミングにズレが生じることが珍しくない。先島諸島は太平洋高気圧の縁辺に位置しやすいため、本島よりも数日早く湿った空気が流れ込み、スコールのような突発的な激しい雨に見舞われる頻度が高い。
また、総降雨量においても地域差がはっきりと現れる。沖縄県全体の平均データだけを鵜呑みにしていると、現地に着いてから「本島は曇りなのに宮古島は大雨」という状況に直面して戸惑うことになりかねない。離島への移動を伴う旅行を計画しているなら、各離島のピンポイント天気予報を個別に確認し、渡航手段であるフェリーや離島便の運航状況にも配慮した余裕ある行動計画が必要だ。