客足の確保に悩む居酒屋業界にとって、愛煙家のニーズを取り込むか、禁煙化でファミリー層や若年層を呼び込むかは死活問題だ。外食産業全体がコスト高に直面する中、数十万円から数百万円かかる排気・換気設備への投資は容易ではない。
こうした中、日本たばこ産業株式会社 (JT) が提供する受動喫煙防止対策の助成金情報や技術支援を活用し、分煙環境を整える動きも根強い。JTの調査でも、喫煙環境の明確化がリピーター獲得につながる事例が報告されており、戦略的に分煙・喫煙環境を整える店と、完全禁煙に踏み切る店の二極化が進んでいる。