公判の舞台となった水戸地方裁判所の法廷には、傍聴席を求めて大勢の報道陣と市民が詰めかけた。審理の中で明かされたのは、常軌を逸した容疑者の身勝手な自己論理と、罪の意識の薄さであった。被告として証言台に立った宮崎文夫は、「相手の運転態度に腹が立った」「自分こそが煽られた被害者だ」という趣旨の、自己弁護に終始した強弁を繰り広げた。
検察側は、ドライブレコーダーに残された極めて明瞭な映像証拠を突きつけ、凶暴かつ計画性すら感じさせる執拗な妨害行為を徹底追及した。被害者が負った身体的・精神的トラウマは計り知れず、裁判官もまた、その危険性と悪質性を厳しく弾劾した。公判で提示された衝撃的な供述内容の数々は、暴力の引き金がいかに理不尽で一方的な感情の暴走であったかを暴き出す結果となった。