柴崎徹氏がビジネス界で注目を集める理由は、決済事業での卓越した実績だけにとどまりません。最大の要因は、「ティール組織」と呼ばれる自律分散型マネジメントを100人規模以上の企業で具現化したパイオニアである点です。
ネットプロテクションズでは、2018年春に従来の管理職(マネージャー職)を完全撤廃しました。「Natura(ナチュラ)」と名付けられた人事制度では、上司・部下のヒエラルキーをなくし、社員同士が対等な立場で360度評価を行い合います。情報開示を徹底し、心理的安全性を最大化することで、自律的な事業創出を促す仕組みを完成させました。
「性善説」に基づいた経営哲学は、従来のピラミッド型組織に限界を感じる多くの経営者や人事担当者から大きな関心を集め、数々のメディアやビジネスカンファレンスで特集が組まれる決定的な契機となっています。