俳優としての成功にとどまらないのが、彼の真の凄みだ。自ら立ち上げた製作会社プランBエンターテインメントを通じ、鋭い感性で才能ある監督や社会派作品を次々と発掘していった。
『ムーンライト』や『マネーボール』といった挑戦的な題材を積極的に後押しし、映画作品として結実させる手腕は一目置かれている。作品賞をはじめとする複数のアカデミー賞を受賞した実績は、彼が単なる「表舞台のスター」ではなく、ハリウッド映画界の未来を担う影のフィクサーであることを証明した。スクリーン裏での鋭い眼差しこそ、彼のキャリアにおける隠れた黄金期と言える。