バック駐車における最大の疑問である「ハンドルをどっちに回すか」に対する答えは、極めてシンプルです。結論から言えば、「車のお尻(リヤ)を行かせたい方向にハンドルを回す」、これだけに尽きます。
右側の駐車枠に入れたいのであればハンドルを右に回し、左側の枠に入れたいのであれば左に回します。前進時とまったく同じで、「右に行きたいなら右、左に行きたいなら左」という原則は変わりません。
それにもかかわらず現場で迷いが生じるのは、以下のような間違った思考プロセスが介在してしまうためです。
- 「後ろを向いているから逆になるのでは?」という思い込み:体を助手席側にひねって後方を見た場合でも、右手を上から右方向へ送れば、車体後部は右へ曲がります。視線の向きに関わらず、操作の方向性は常に同一です。
- 前輪の向きを意識しすぎる:「前輪が今どこを向いているか」を考えると頭が混乱します。意識すべきは前輪ではなく、「車体後部の軌跡」のみです。