倉敷の文化的な深みを語る上で欠かせないのが、日本初の私立西洋美術館として知られる大原美術館です。この美術館は、地元倉敷を拠点に活躍した実業家であり文化人でもある大原孫三郎の深い先見の明と志によって1930年に設立されました。
ギリシャ神殿風の重厚な本館には、エル・グレコの『受胎告知』やクロード・モネの『睡蓮』など、世界の美術史に名を刻む傑作がずらりと並びます。地元の産業発展だけでなく文化振興にも情熱を注いだ大原孫三郎の美学は、今もなおこの街の随所に生き続けており、アートを巡る旅のハイライトとなっています。