法廷闘争の後、細木数子の存在はメディアにおいて極めて異彩を放ち続ける。彼女のスキャンダラスな半生や安岡との騒動は、ノンフィクション書籍『魔女の履歴書』などを通じて世間に広く暴露され、一時は大きな批判に晒された。
しかし、彼女の驚くべき点はそのバッシングをすらエネルギーに変えたことにある。フジテレビをはじめとする各局のバラエティ番組に相次いで出演し、TBSの『ズバリ言うわよ!』などで爆発的な視聴率を叩き出した。芸能界における「毒舌鑑定士」としてのブランディングを完璧に成功させ、出版業界でもベストセラーを連発。安岡との騒動という負の過去を跳ね返すほどのメディアコントロール力を見せつけた。