ネット上の検索窓で頻繁に見かける「月島蛍 キャラソン」というワードですが、結論から言えば『ハイキュー!!』にはキャラクターソングが1曲も存在しません。これは多くのスポーツアニメや少年漫画原作作品がキャラソンCDを多数リリースする中で、極めて異例の方針です。
公式発表および制作陣のインタビューによると、原作者・古舘春一先生が描く「リアルな高校生たちの青春スポーツ群像劇」という世界観を徹底して尊重するため、アニメ制作委員会は商業的なキャラソン展開を一切行わないスタンスを貫いています。内山昂輝自身も歌唱活動を前面に出すタイプの声優ではないため、このストイックな作品方針が、結果として作品とキャラクターの純度を極限まで高める要因となりました。
また、オーディション時の裏話として、内山昂輝は当初から月島蛍の持つ「どこか冷めていて、斜に構えた現代の高校生像」を的確に捉えていたと評価されています。製作陣が求めていたのは、わかりやすい悪役感ではなく「どこにでもいる、少し意固地な普通の少年」であり、内山の持つナチュラルな会話芝居のトーンが見事に合致したのです。