睡眠麻痺は、睡眠リズムが崩れて入眠直後にいきなりレム睡眠へ突入する「異常な睡眠サイクル」によって頻発します。その引き金を引く代表的な要因が以下の要素です。
最も大きな影響を与えるのが、過度なストレスと自律神経の乱れです。交感神経が過剰に高ぶった状態で就寝すると、脳の覚醒と睡眠の切り替えがスムーズに行われず、睡眠構造が分断されやすくなります。また、日頃の慢性的な睡眠負債と疲労蓄積も危険因子です。睡眠不足が続いた後に長時間の仮眠を取ったり、休日に寝だめをしたりすると、体が一気に深い休息を求める一方で生体時計が狂い、レム睡眠の出現タイミングが乱れて金縛りを誘発します。
交代勤務や夜更かし、海外渡航による時差ボケなど、体内時計と生活リズムの乖離が大きい環境も発症確率を大幅に引き上げます。