Q1:松前藩の領地だった場所は、現在の北海道のどこにあたりますか?
A1:藩庁が置かれていた本拠地は現在の北海道松前郡松前町です。松前藩の支配地は和人が居住する「和人地(渡島半島南部)」と、アイヌの人々が暮らす広大な「蝦夷地(現在の北海道主要部・千島列島・樺太)」に分けられ、蝦夷地全域に交易ネットワークを展開していました。
Q2:米がまったく獲れないのに、なぜ幕府から大名として認められたのですか?
A2:江戸幕府から「アイヌ民族との交易独占権」を公式に安堵されていたためです。米による年貢収入の代わりに、高級食材や肥料として本州で高値で取引された昆布・ニシン、毛皮などの北方交易品が莫大な経済価値を生み出し、実質的な軍役と大名格式を支えていました。
Q3:歴代藩主の家系図やルーツはどのようになっていますか?
A3:ルーツは室町時代に津軽から渡海したとされる武田信広(若狭武田氏の一族を自称)に始まります。信広の子孫が渡島半島の有力豪族・蠣崎氏となり、5代・蠣崎慶広の時代に徳川家康へ臣従して「松前」に改姓しました。以降、明治の廃藩置県まで松前家が歴代藩主として血統を受け継ぎました。