2026年の今、公共施設の改修において環境配慮は避けて通れない。新生ホールは、屋根一面に設置された最新型のペロブスカイト太陽光発電シートと、蓄電池システムによって、運営に必要な電力の一部を自給自足する。さらに、建材には千葉県産のヒノキやスギがふんだんに使用され、温かみのある空間演出と同時に、CO2の固定化にも貢献している。
空調システムにもメスが入った。座席の足元から微風を送り出す「輻射式空調」を採用することで、エネルギー消費を抑えつつ、観客がドラフト(不快な風)を感じない快適な環境を作り出した。環境負荷を減らしながら快適性を高める。この両立こそが、これからの公共建築が目指すべき姿だろう。