「ニモ&フレンズ・シーライダー」に乗るべきか迷っている方の多くが懸念するのが、乗り物酔いと落下による浮遊感です。結論から言うと、体調や座席位置、三半規管の強さによって「酔いやすさ」や「恐怖感」の度合いは大きく分かれます。
本アトラクションの舞台は「海洋生物研究所(Marine Life Institute)」。ゲストは電気を通すと縮む特殊な金属チヂミニウムで作られた潜水艇「シーライダー」に乗り込み、魚サイズに縮小してニモやドリーたちと同じ目線で広大な海を冒険します。
この臨場感を生み出しているのが、キャビン全体を精密に動かすモーションベース(油圧・電動シミュレーター機構)と、前方の巨大スクリーン映像とのシンクロです。視覚情報と身体に加わる重力加速度(G)が完全に一致するように設計されていますが、これこそが「酔い」を引き起こす最大の要因でもあります。医学的に「視覚誘導性動揺病(いわゆる映像酔い)」と呼ばれる現象で、視覚の動きに対して体が予測する揺れとのわずかなギャップが三半規管に負荷をかけるためです。
また、コースターのような内臓が浮き上がる強烈なマイナスGの浮遊感はありませんが、波に揉まれるシーンや、巨大な海洋生物に追われて急潜航する場面では、シートが前傾・沈み込みながら強い下方向へのGがかかります。暗闇の中で突然大きな水しぶきが吹き出す特殊効果もあるため、暗所や大きな音が苦手な小さなお子様にとっては「怖い」と感じられるケースがあります。