原作者・ゆでたまご(原作担当・嶋田隆司、作画担当・中井義則)の二人が創り出した世界は、日本の少年漫画史における不滅の金字塔だ。ギャグ漫画として幕を開けながらも、命懸けのリングで友情と誇りをぶつけ合うバトル漫画へと舵を切った判断が、今なお色褪せない伝説の基盤となった。
映像面における進化も目覚ましい。かつて昭和から平成初期にかけて東映アニメーションが手掛けたシリーズは、日曜の朝にお茶の間を沸かせ、主題歌とともに国民的ブームを築き上げた。それから時を経て、現代最高峰の作画力と演出力を誇るProduction I.Gが新シリーズのアニメーション制作を担当。筋肉の躍動感、関節技の重み、リング上の空気の揺らぎに至るまで、日本のアニメーション産業が到達した最高水準のクオリティで描き出されている。