職務質問は原則として「任意」だ。強制力はないため、理屈の上では断ることも可能である。しかし、あからさまに拒絶したり、その場から逃げ出そうとしたりすると、「令状請求」の要件を満たすほどの「不審な挙動」とみなされ、事実上の強制捜査に発展することもある。
トラブルを避けるための最もスマートな対応は、冷静かつ淡々と応じることだ。「急いでいるので10分だけなら応じます」と時間を区切る、あるいは身分証を素直に提示して不審者ではないことを証明するのが、結果的に最も早く解放される近道となる。感情的になって声を荒らげることは、警察官の警戒レベルを最大に引き上げるだけであり、百害あって一利なしだ。