近年、大手外資系ファンドや巨大流通グループによる地方スーパーの買収劇が相次いでいる。当然、独自の存在感を放つこの店舗にも膨大な額の買収提案が何度も舞い込んだという。しかし、経営陣が出した答えは一貫して「NO」だった。
「規模を拡大すれば効率は上がるかもしれない。だが、それではうちが一番大切にしてきた『顔の見える商売』が壊れてしまう」。創業以来培ってきた地域との絆を守り抜く決意が、ブレない経営姿勢となって表れている。その姿勢に共感した若い世代のファンも増えており、リピーター率は驚異的な水準を維持している。