特に注意が必要なのが、強力な殺菌作用を持つポビドンヨードを主成分としたうがい薬の使い方だ。耳鼻咽喉科専門医や日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会などの学会関係者も、薬用成分の乱用には長年注意を呼びかけている。
ポビドンヨードは強い殺菌力で病原菌を死滅させる一方、喉を守る常在菌や粘膜細胞にもダメージを与える。日常的な風邪予防として毎日のように高濃度のうがい薬を使用することは、細胞の正常なはたらきを妨げ、慢性的な喉の不快感を引き起こす原因になりかねない。薬は治療目的で適切に使ってこそ意味を成すのであり、常用すればよいというものではないのだ。