創建は貞治年間(1362〜1368年)にまで遡る。600年以上の歴史を誇る神社だが、何と言っても幕末の重要局面における舞台としての存在感が際立っている。
文久3年(1863年)、土佐藩主・山内容堂と勝海舟が歴史的会談を行った場所が、この神社の塔頭であった宝福寺だ。その際、土佐脱藩の罪に問われていた坂本龍馬の許しを請い、脱藩が解除されたという運命の瞬間。その興奮と緊張感が、この界隈には今なお漂っている。
境内を歩くと、まるで歴史教科書のページを直に手繰っているかのような感覚に陥る。幕末の志士たちが命を懸けて未来を語り合った空気感が、現代の参拝者の胸を熱く揺さぶるのだ。