風の警戒もさることながら、雨による脅威が極限まで高まっている。台風の北上に伴い、太平洋側から膨大な湿気が秋雨前線へと流れ込み、大気の状態が極めて不安定化している。気象庁は、関東・東海・近畿の太平洋側を中心に「線状降水帯」が形成されるおそれが非常に高いと発表した。
すでに一部の山沿いでは連続雨量が200ミリを超えており、河川の増水や地盤の緩みが急速に進んでいる。総雨量が500ミリを超える大雨となる地域も予想されており、過去に浸水被害を免れてきた地域であっても油断は禁物だ。崖の近くや傾斜地に住んでいる場合は、雨が強まる前の明るい時間帯に自主的な避難行動を起こすことが命を守る最善の手立てとなる。