この店のアイデンティティを支えているのが、他店の追随を許さない圧倒的な花椒(ホアジャオ)の品質と配合技術だ。使用される花椒は、中国四川省の特定地域で収穫された最高級品を中心に、店内で毎朝挽きたての状態で準備される。作られてから時間が経ったスパイスでは決して出せない、柑橘類を思わせる爽やかな香りと、脳を直撃する鋭いシビレが特徴だ。
券売機で選べる辛さのレベルも、単に辛くするのではなく「麻(シビレ)」と「辣(辛さ)」のバランスが綿密に構築されている。さらに卓上に設置された特製花椒を追い掛けすることで、客自身が好みのシビレ度合いをカスタマイズできるのも魅力だ。口の中が心地よく痺れ、汗が吹き出しながらも箸が止まらない——この快感こそが、リピーターを生み続けさせる中毒性の正体である。