季節の変わり目や夏場にかけて猛威を振るうのが、湿度と温度が複雑に絡み合った体感リスクだ。湿度が高く風が停滞するエリアでは、実際の気温以上に熱中症リスクが跳ね上がる。
気象予報士たちは今、単なる「最高気温」の発表にとどまらず、街頭の微気候に応じた「危険度インデックス」の発信に力を注ぐ。日陰の有無、アスファルトからの照り返し、沿岸部からの海風の届きやすさなど、ストリートレベルの差異が個人の健康状態に直結するからだ。デジタルサイネージやスマートウォッチを通じてリアルタイムで届く危険警告は、都市で生きる人々にとって不可欠なガードレールとなりつつある。