画面の向こう側の映像を受け取るだけの時代は終わった。現在提供されているライブ中継アプリでは、ユーザーが自由に視点を切り替えられる「マルチアングル視聴」が爆発的な人気を集めている。
メイン中継の映像はもちろん、バックネット裏からの投手・捕手目線、一塁側ベンチの監督の表情、さらには主審のプロテクターに装着された小型カメラの超臨場感映像まで、タップ一つで切り替えが可能だ。特に注目を集めているのが「音響選択機能」である。実況解説をオフにし、アルプススタンドのブラスバンドの演奏と歓声、球審のストライクコールだけを耳元で響かせる設定は、まるで聖地甲子園の風を感じているかのような圧倒的な没入感を生み出している。