鹿沼の街を縦断するコース最大の特徴は、何と言っても目撃する景色のアクティブな美しさだ。コース沿いに咲き乱れる赤、白、ピンクのサツキの花々。それらは単なる背景ではなく、ランナーの疲れた足に再び力を宿す天然のエネルギー補給源の役割を果たしている。
しかし、景色の美しさに気を取られていると足元をすくわれる。中盤に待ち受ける緩やかな上り坂は、ピッチを乱しやすくランナーのタフネスを試す絶好のポイントだ。坂を登り切った後に視界が開け、川沿いの爽快な一本道へと躍り出る快感こそ、このコースが病みつきになる理由と言える。