住宅設計の現場でも、「洗濯乾燥」は間取りのプライオリティのトップに君臨している。特に近年の都市型住宅では、バルコニーを廃止し、ランドリールーム(洗面・脱衣・乾燥の一体型スペース)を充実させる間取りがトレンドだ。
都内の設計事務所を主宰する建築家はこう語る。「外干しの花粉やPM2.5、気候変動による急な大雨への懸念から、室内でいかに効率よく衣類を乾かせるかが住宅の価値を左右します。天井付けの可動式物干し竿や、換気扇と循環ファンを連動させた乾燥専用ルームのニーズは高まる一方です」。家づくりのアプローチ自体が、洗濯物の乾燥時間短縮を前提にシフトしているのだ。