駆除した魚を単なる廃棄物で終わらせない取り組みも急拡大している。引き締まった白身は癖がなく、高タンパクで上品な味わいを持つ。都市部のレストランやフレンチのシェフたちがこの食材に着目し、ムニエルやポワレ、あるいはスパイシーな中華炒めとしてメニューに組み込み始めた。
「害魚」というネガティブなイメージを脱却し、「環境を守るサステナブルな高級魚」としてのブランディングが進む。マーケットでの需要が高まれば、漁師たちの駆除モチベーションは直接的な収入へと変わる。退治から消費へのサイクルを回す試みが、新たな地域経済の起爆剤として期待を集めている。