ケアベアの最大の特徴は、お腹に描かれた「ベリーバッジ」と呼ばれるマークにある。虹を描いた「チアベア」は溢れるポジティブ思考を、甘いハートをあしらった「テンダーハートベア」は無条件の思いやりを象徴する。だが、今回のブームで特に興味深いのは、雷雲のマークを持つ不機嫌な「グランピーベア」を引き当てるユーザーの多さだ。
「いつも完璧で笑顔でいる必要はない」「ネガティブな感情も自分の一部として肯定したい」――そんな2026年的なメンタルヘルス意識の高まりが、グランピーベア人気を支えている。ポジティブ至上主義への疲れを感じている人々にとって、弱さや愚痴をキャラクターの姿を借りて開示できる構造こそが、最大の救いとなっているのだ。