なぜ三男は昔から「要領が良い」と言われるのか。その答えは心理学や行動観察の視点からも明らかだ。長男が親の期待と実験的教育を全身で受け止め、次男がそれに反発したり要領よく立ち回ろうと格闘する。その一連のドタバタ劇を、三男は生まれた瞬間から客観的なセカンドラインで観察している。
「これをやったら親に本気で怒られる」「このタイミングで甘えれば小遣いが増える」。過酷な生存競争の中で身につけた戦略的アプローチは、成長しても薄れることはない。無駄な戦いは一切しない。勝てる場所とタイミングだけを狙ってスッと入る。この洗練された「省エネ型の処世術」こそが、三男ならではの真骨頂なのだ。