静岡の気象を語る上で外せないのが、雄大な富士山の存在だ。2026年の富士山は、上空の気温変化の影響を受け、山頂付近の積雪量と融雪スピードに大きな揺らぎが見られる。
山麓から吹き上げる上昇気流が富士山にぶつかることで発生する「笠雲」や「吊るし雲」は、古くから天気が下り坂に向かう前兆として知られてきた。しかし、今年は偏西風の蛇行により、従来とは異なるタイミングで特殊な雲が現れる現象が観察されている。写真撮影を楽しむ観光客はもちろん、登山者にとっても富士山周辺の風向きと雲の動きは、安全を左右する貴重な気象指標となっている。