現在の福山地区における最大の特徴は、公立と私立がハイレベルな切磋琢磨を繰り広げている点にある。中高一貫の強みを活かした育成戦略を展開する市立福山は、緻密な戦術理解度を武器に上位進出を狙う。対する近大福山や福山商業、福山工業といった私立・実業系の強豪も、独自の特色を打ち出している。
各校のプレースタイルは多岐にわたる。投手力を前面に押し出す守備型のチームもあれば、強打で相手をねじ伏せる攻撃型チームもある。週末になれば福山市内のグラウンドで互いにしのぎを削り、練習試合を通じて弱点を潰し合う。この濃密なライバル関係こそが、チームの底力を引き上げている。