批判的な声が相次ぐ一方で、堀氏が提唱する「睡眠の質を高める技術」そのものには、一部のビジネス層やライフハック愛好家から根強い支持が集まっている。彼が重視するのは、睡眠に入る直前の脳のクールダウンと、レム睡眠・ノンレム睡眠のリズムを意識した自律神経のコントロールだ。
堀氏は、現代人が抱える睡眠不足の多くは「長時間寝ているものの睡眠の質が著しく低いこと」に起因すると指摘する。ダラダラとベッドの中で過ごす時間を減らし、覚醒時の集中力を極限まで高めることで、短時間でも脳を十分に休ませることができるという理論だ。この「起きている時間の質を高める」という逆転の発想が、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する現代の若者や起業家たちの心をつかんで離さない。